開平２泊３日のミステリー(1) 〜上海からＧＯ！〜

フリーペーパーの広告で、おもしろいパックツアーを見つけた。

特別企画　ミステリーツアー
上海から南へ１４００キロにある謎の洋楼群！
田んぼの中に突如現る謎の洋楼群！歴史が生み出したその謎へと迫る！
今回限りのモニター価格！

・・・という、川口ひろしもビックリな煽り文句に惹かれました。（笑）

主催は日旅国際旅行社有限公司

ミステリーツアーなので、行き先が「謎」ってことになってる。
でも、宿泊するホテルの名前が書かれており、そこから場所が特定できちゃうので、謎でもないけどワクワクします。
しかも、フライト先が「食の都」とくればピーンときちゃいます。

完全に行き先もな〜んにもお知らせしなかったら、旅行＊＊規定みたいなのにひっかかる・・・のでは？(^-^;;)

２００６年０３月３日（金）　１日目

５：３０起き。いやぁ・・・朝早いって辛いですね（苦笑）

ミステリーツアーの第一ミッションは、「食の都の空港まで自力で辿り着け」、というもの。

（いや別に、航空券には行き先も全てちゃんと書いてあるんですけどね。）

上海虹橋空港へＧＯ！　タクシーで順調に３０分。 とっととチェックインし、待合室で待つ。 リュックにくくられた旅のお供！スリッパキティちゃん・・・しかもピンク。 かわいいやないの（笑） 結構ゴツイ兄ちゃんバックパック一人旅だったので、このインパクトは強烈！ いきなりミステリー！

	８：２０出発　初の、中国南方航空にて。 機内食は、あいかわらずツッコミどころ満載・・・ 麺なんだけど・・・激マズ・・・。 別途パン買って、待ってる間に食べておいてよかった鴨。 洋ナシのコンポートは美味しかったよ。
	広東省の広州空港に到着〜。 上海からは２時間。あっという間。 いきなりタキシングウェイに、謎のリヤカーオヤヂが！キコキコキコキコ・・・ 普通アリエマセンからっ！Σ（￣□￣;） さすがミステリーツアー！何が起こるかわかりません！
	広州・新白雲空港は数年前に出来たばっかりでむちょ広くてキレイ！ 設計はフランス人なんだって。 到着出口が２ヶ所あり、場所の指定がなかったので、全員合流に少し手間取る。 出たところには有人の荷物預け所もあり便利そう。

到着ロビーにて、「謎のミステリーツアー」に挑戦するツワモノども総勢１２人が結集！

参加者からは不安な声が・・・
「ミステリーツアーなだけに、１人ずつ消えていくのでは・・・」　Σ（￣□￣;）
「最終日には、誰もいなくなってたりして・・・」　（￣〜￣;）？

今回のツアーガイドは、中国人の呉さん。
出身は、東北地方の満州系で、（歴史が語る通り）日本語を話せる祖父母をお持ちだったとのことで、独学で日本語を習得！
むちょむちょ我慢強く、優しく、細やかな対応をする、よくできた人だ♪

わずか１２人なのに、広々とした中型観光バス（定員３１人）が待ち構えていた。
思い思いの席に、ゆったり乗り込み、いざ出発！
やっぱパックツアーだと、荷物を苦労して運ばなくてもいいってのが魅力の１つだね。

まずは、３０分ほどで、広州市内のホテルへ到着。 まずはここで昼食。 広州と言えば飲茶の本場ですよ〜(≧▽≦)ﾉ いやもう、量が多くてお腹一杯。

さて、お腹いっぱいになったら、バスは広州市内を出て、高速道路を突っ走る！

途中に、たくさんのライチ畑を通過。
旬の時期には、ライチ食べ放題１０元なんてのもやってるそうです。
でもライチは食べ過ぎると体に毒だと言う事でご注意をば〜。
中国でもライチ花粉症の人もいるんだって・・・。

ちなみに高速道路の料金所のもぎりの人、
中国では若者の仕事、日本は老人が多いということで、呉さんが日本へ行ったときにビックリしたそうです。
中国では一家、特に若い人たちが家を支えるので老人はのんびり暮らしています。
日本の場合は働くことが生きがいの世代なので、老人も積極的に仕事をしたがりますが文化の違いですねぇ。

おお〜！今回のミステリーツアーの目的地って開平だったんだね！（わざとらしく）

広東省の省都 広州から、南西へ約１１０ｋｍ。
華僑のふるさと。
海外に移住し、リッチになって、中国に戻って来た華僑たちが、財産を守るために作った不思議な建築物が多く残っている。
のどかな田舎の真ん中に、なんとも西洋風と中華風が交じり合ったデザインの建物が、1800軒以上も散在するのだ。

現在、世界文化遺産に登録申請中♪
ほとんどの建築物は１９２０年代に立てられたもので、さほど古くはないけど、味のある風変わりな特徴がイカス！
これだけ素晴らしくオモシロイ場所なので、きっと世界遺産になるでしょう。(ノ￣∇￣)ノ

ということで、ホントこんな所が中国にあるなんて知りませんでしたわ。
中国国内ですら、まだそんなに知られていないようで、旅行者のほとんどは広州近辺からとのこと。
ググって見ると、日本からもいくつかのツアーがありますよ〜。

まず最初に向かったのは、風采堂。　別名　余忠襄公祠。

おお〜、シブイぜ！

ここら一帯に住んでいた余さんが、祖先を祀るために1906年ごろ建てたそうな。
今回の宿泊ホテル「潭江半島酒店」の川向いにある。

中学校の中にあります・・・っていうか中学校になっちゃいました。 歴史的な建物が中学校に変身？！まさにミステリー（？） 離れに図書館もあり、いい雰囲気です。 歴史ある建築物の中に小買部や学食もある（笑） 運動場では少年たちがバスケ中。 いいなぁ、君らいい所で学業営んでますね・・・。 毛沢東さんのありがたい一言看板も好♪

初日の見学場所はここだけ。

すぐにホテルへ。１６：３０にチェックイン。

開平市、唯一の５ツ星ホテル　潭江半島酒店

中洲の島にあって、静かで落ち着いたホテル。

こんな田舎？に５ツ星ホテルがあるのは、時々、華僑のお金持ちが帰ってくるから。だそうな。

	ホテルからの景色は部屋によって違うけど、先ほど行った「風采堂」がこんな感じで見える。 １８：００から夕飯なので、まだ１時間ちょい時間がある・・・ ここはやっぱ散歩でしょ♪
	ホテルの裏道から散歩へ。 川沿いにはお金持ちの人の家が並んでいる。　ベンツなんかも見かけます。 でもって警護も厳重。 さきほどの「風采堂」も見えます。　そしてひっそりバス停。
	橋の横には、こんなキテレツな建物が。 なんとなくミステリー！（意味不明） どうやらディスコというかなんというか、娯楽施設なようで。 でも、あまり流行ってはいないようです・・・
	橋を渡った一帯にも、多くの洋風建築物が残されております。 ちょーベタな下町なのに、洋風な古い建築物が残されておりますです。 なんかマカオみたいで、不思議ワールド。むちょ楽しい！ いいぞ！ミステリーツアー！
	なんとなく、イタリアのポルティコ（回廊）に似てるような・・・　　 雨の日でも濡れずにっていいっすよねぇ。 自由に歩き回る犬が多く、道端に超フレッシュなうん●が落ちている・・・ 踏まぬようご注意を〜。 路上床屋さん なんか味がある♪ 中華風な シブイ入口も！！
	橋のたもとでは露店市場が！ 色がきれいな鶏ちゃんもカゴにむぎゅ〜！ ちなみに、ここ広東省でも鳥インフルエンザが発生していますが、 この辺りは大丈夫なよう・・・です？？ゴホゴホゴホ。

１時間徘徊して、夕食の時間になったので、ホテルへ戻る。

夕飯はホテル内のレストランで。 広東料理は日本人の口にもバッチリ。あっさり味も多く美味しかった♪ 芸術的装飾が施されているスイカの皮！素晴らしい包丁さばきだ！ 鶏ちゃんの頭は、グループの中で一番偉い人が食すモノらしい。 でもほとんど食べるとこないかと思われますが・・・。 なんとなくミステリー！（しつこい）

で、夕食後は自由行動って予定なんだけど、ガイドさんが気を使ってくださり、バスで中心地観光♪

	っつーか、夜の開平は寒い！ ガイドの呉さん曰く、 開平の街も、有名観光地になるべく、いっしょうけんめい売出し中で、今年は６０００元（９億円）かけて整備中だそうです。 だからめちゃくちゃ道も広いしキレイ。
	開平市の最大？のショッピング街、旅遊購物街 まあ、雑貨屋街＋お土産屋街なんだけど、けっこう長い距離続いてる。 たれパンダ屋を発見！ ホンモノだろうか・・・(^-^;;)
	その後、１５分ほどスーパーで買物タイム。 なんともバッタもん臭いプリッツが・・・。 やはり南方へ行くほど、こんなのが多い（笑） あっという間に時間が過ぎていく〜。 取り合えずお茶と水を買った。 　 広東名産品パイナップルのビール（左）。 オレンジのビール（右）ってのは、初めて見た！ 飛行機に機内持ち込みできないかもしれんので買わず。

ということで１日目終了〜。

専用バスでの移動ばっかりで、ほとんど歩かずに済むから、全然疲れてない！

パックツアーってのも、タマにはいいもんですな。(ノ￣∇￣)ノ

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