England コッツウォルズ地方編　その５

コッツウォルズの地図なんかはこちら

2003年5月17日（土）

続Stoneめぐり
今朝も6:00に起床し、朝の散歩へ。こっそり宿を出て、近くのStone印（遺跡の印）をリベンジ！
　　
まずは、 Chipping Nortonの上にあるThe Rollright　Stonesへ。

King's Men Stone Circleです。今度こそストーンサークルですよ！

ここはすぐに見つかりました。通りからも見えるし、農場主が観光用に50pで有料開放してます。
とはいえ、こんな早朝からチケット販売はしてない・・・。ちょっと失礼します〜♪（こそこそ）

ストーンヘンジより規模は小さいものの、感無量！ど真ん中に立ってみる。
何やらパワーをもらったようなもらわないような・・・。

通りを挟んだ向かいにはKing Stoneがある。
大きく怪しげな岩がどん！と縦に置かれている。
これ運ぶの大変だったろうな・・・。

そしてヤク5km南下。Enstoneの村にあるHoar Stone。
A44の道からちょっと入ったところで、通り沿いの森林地帯の中にある。

これも発見しやすい。大きな岩が３つ互いを支えるように立っていて、もう1個は倒れている。
その隙間から人も入れる。

そして左の方にあるHawk Stone。

だだっ広い牧草地帯のど真ん中らしいが、生垣でよく見えない。とろとろ車を進めながら探す。

発見！　しかし牧草地のかなり奥深くだ・・・。

車を隅に寄せて、草ぼうぼうの中を歩く。うひ・・・雨足は軽くなったけど、足はびちょびちょ。
ありました。鳥のような形に見えなくもない。自分たちの身長よりはるかに大きい岩も見上げる。
昔の人は何に使ったんでしょうねぇ。

再びChipping Nortonを通ってA44を気持ちよく走る。

お次は、Moreton-in-Marshの手前にあるFour Shires Stone。
道の横にあるはずなんだけど、見当たらない。
←たぶんこれなんだろうけど・・・どうも確信がもてないのだ・・・

てな感じで、昨日とうって変わって、今日は遺跡めぐりが大漁でした。

うう・・・靴もびちょびちょ・・・ドロドロ。ジーンズの膝下も冷たい。
泥を落としてから部屋に入り、強力ドライヤーをあてると、なんとか履ける状態まで乾いた。

今日でこのB&Bも最後。居心地よかったなぁ。最後の食事をとって、お支払いに。

宿主のマークさんが、「何泊したんだったっけ？」と聞いてくる。おいおい（笑）
「４泊でんがな（笑）。ごめんね、現金は、スコットランドの紙幣しかないんだ。」　と言うと、「ううぅ・・・・・・」
しばらく悩んでいたが諦めてＯＫを頂く。２０ポンド紙幣を１０枚＝２００ポンド。

温かいおもてなしに感謝して別れを告げる。

Oxford　(オックスフォード）
9:30に出発。

London方面へ戻り始める。行きに寄ったBurfordを通過して、A40をひたすら飛ばす。
と言っても80〜120km/hぐらいの間。周りの車もそんなもん。

大学の町Oxfordに到着。

Oxford市ではPark & Rideを奨励している。中心街の東西南北に4箇所、巨大駐車場がある。ここで1日80pの駐車料金支払う。

うちらは、Ａ40にある緑の駐車場「Pear Tree」へ。
あるHPでは無料だって書いてあったけど、何故か機械があって、無人くさい管理人用の建物もある。
車を見ると払っている人がほとんど。フロントガラスにチケットがペタリと貼ってある。
後で面倒なことになるよりは、たかが80p。安全のために支払った。

バスは往復1.7ポンド。HP記載のバス料金より値上げされていた。HPくらいメンテしとけぇええ。
バスは15分間隔くらいで運行されてるみたいで、じゃかじゃか来る。

ここから中心地までちんたら行って10分くらい。
St.Giles St.のOxfordキャンパスストアの近くにバス停がある。帰りはその向かいのバス停から乗ることができます。

ストリートパフォーマーと記念撮影。
Oxfordは学生の街で、ショッピング街も充実してるけど、服ばっかりなので興味なし。

まずはカーファックス・タワーで街を一望しましょう。

小学生の団体が入ったばっかりで、「10分後に来てくれ」と言われる。
待ち合わせの名所というだけあって、塔の前は人で溢れている。
いや、街自体人が多いんですけどね。
でも眺めはたいしたことなかった（爆）
次はメアリー教会。教会のショップからタワーに登れる。1.6ポンド。
螺旋階段の途中で鳩の巣。ぐるっぽ〜と鳴きながら、忙しなく行きかう人の姿を見上げる。
人を怖がることもなく、懸命に卵を温めているのがラブリー。
ちゃんとみんな手を出さないとわかっているみたいです。

でも、この教会で衝撃を受けたよ。っていうのも水溜りに、う・・・蛆虫が大量にわいているのだ。
ぎゃぁああああああ、痒い！痒すぎる！大量なのは初めて見たよ！！

尖塔の通路は狭いのに、超マイペースな白人の女学生がまったりと景色を堪能している。
実はこの後、ボドリアン図書館のツアーに参加したかったので、時間が迫っている状況に少々慌てる。
はよ、進めぇ！　と念仏を唱えるも、彼女たちはおしゃべりに夢中でどく気配もないので、言葉をかけて、先に進む。

後からきた中国人カップルや白人老夫婦なんかも上がって来て、狭い通路が大渋滞に（笑）
しかもその先はUターン。はう〜。
でも景色はいい感じでしたよん。
ラドクリフ・カメラ前のプジョー２０６CCエーゲ。

ちなみにカメラとはラテン語で部屋の意。ボドリアン図書館の別館なんだけど、一般入場禁止。

ちょっとカメラ関係の建物か？と思っていた（笑）

これが入口		 でもって11:30からのボドリアン図書館の「ガイドツアー約６０分」に滑り込む。4ポンドと高いけどしょうがない。

ここの古い図書館は憧れだったんですわ。
が、地獄はここから始まった。誰でも見学できる図書館のエントランスで、この図書館の歴史や建築についての（つまんない）説明が延々と続くのだ。

１時間のうちの40分くらいは使ったでしょうか・・・・・
うう〜ほとんど聞き取れないクイーンズイングリッシュに頭も朦朧（笑）

まだかぁ、まだかぁ・・・後ろの若い参加者もイライラしているのがわかる。
そして次の奥の部屋に通される。そこでも10分、建築やら部屋の説明が続く。
あの・・・もしもし？あの、書籍が置かれている有名な図書室にはいつご案内していただけるのでしょうか？

ここまでは無料で入れます		 まさか・・・このままここで終わるってことありませんよね？っていうぐらい、不安が過ぎる。
1時間のツアーですよ？もう時間ありませんよぉおおおおお！

と思ったとき、ようやく図書室に案内される。

大きな荷物は入り口で預けないといけない。しかも撮影禁止だし。

で、上に上がると息を呑むっというか、もうため息しか出ません。
17世紀初頭に立てられた図書館は手の込んだ皮の本がぎっしりと棚に納まっている。
薄暗くて存在感あるぞ。
そして天井、こげ茶色の木に色鮮やかなペイントが施されている。
こんな図書ルーム欲しいですぅううううう♪
12:30外に出ると、ショップも閉まっていた。はう！！ここは12:00で閉まるんですわ。ショップ〜！！
13:00。　ぐるっと回って、クライストチャーチへ。
この前にかの有名なアリスショップがある。
これぞ、ルイスキャロルも通った、純正ショップだ！
しょぼい看板の絵が（笑）パチモンって感じでいい味だしてる。
ジョン・テニエルのイラストの描かれたトランプと、ヤマネのチェスの駒を買った。

三月うさぎのお茶会で、ティーポットにヤマネが突っ込まれるんだけど、ティーポットから顔を出して、ニッと笑ってるのだ。

北陸製菓＋海洋堂の「アリスのティーパーティー」とは違って、デフォルメされたヤマネがデブくってキュート。


左がアリスショップの
右が海洋堂（参考）

セントメアリーのタワーから		 クライストチャーチを見物。4ポンド。
ここもハリーポッターの撮影で使われた有名なホールがある。
が！ホールは現役学生の食堂として使用されているから、12:00〜14:00過ぎまで見学はできないのだ。

で、ホールの手前の天井がハリポタで使われております。おお、すごいきれいな装飾♪

おもしろいことに食事の予約についてのあれこれ書かれたペーパーが貼ってある。
「食事を食べないヤツは前日の11時までに事前連絡すること！」などと寮生活についての制約を垣間見た。

敷地内に学生寮もある。
観光客に混じって、学生がサンダルのつっかけで走っている姿がユニーク。
洗濯物が干してあったり、散らかった部屋が見えたり、かなり生活観が漂っていておもしろい。
Oxfordなんだから、さぞやハイソな学生生活だろう・・・なんてのは幻想らしい（笑）


これが本日のメニュー
おお〜う！こんな食堂で食べてみたい。
学生ども！いい暮らししてるな！
さて、小腹が減ったぞ。近くにある屋根付のマーケットへ。

学生が多いが、観光客も多い。どこのCAFEも混雑している。

妙に人気があるのはクッキー屋さん。大判のクッキーが安いらしい。行列ができてました。

うちらはマーケットの隅にあるサンドイッチ屋でローストビーフ、サーモンクリームチーズをオーダー。
座るところがちょっとあるんだけど、何日もお風呂に入っていない人のような周囲の匂いに撃沈。
仕方なく外で食べられそうな場所を探すが、緑豊かな公園なんてものはない。
ということで仕方なく、ラドクリフ・カメラの前で立ち食い。

市場のパティスリー？で買ったメレンゲのお菓子。
虫の形をしていて、チョコレートで飾り。

かわいいでしょ。

なんてゆっくりしてたらもう15時を回っていた。

各カレッジも見たかったのに、そんな時間がない。ひーん(´Д`)せっかく来たのに。
でもダンナはあんまり興味がなさそうだった。ちっ。
しょうがなくバスに乗り込んだ。もっと時間が欲しい。

レンタカーは、18時に返却の予定だが、アクシデントなんかも予想に入れ、早めに到着。
16:30には着いてしまった。残りの時間がもったいないな。

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