England コッツウォルズ地方編　その１

２００３年５月１３日（火）

エディンバラ（２泊）もあっと言う間でした。今日は移動の日です。

８：４０に、B&Bを出発。

前日からエアポート行きのバス停探してたんだけど見つからず、駅前まで行かないとダメか？
で、おばちゃんに聞くと、昨日AMEXで両替した場所の近くにあるとのこと。なーんだ。ちょっと歩くけど駅まで行くよりは楽だ。

空港行きのバスは１０〜１５分おきに、じゃんじゃん来る。
２階建てのダブルデッカー。リターンチケット（往復）買っておいてよかった。

約２５分で、エディンバラ空港に到着。（規模は、那覇空港レベル？）
窓口で荷物を預ける時に、だんなのスーツケースが「１８kg」と表示された・・・・ほんとか？なんで急に増えてるんだ？

１１：１５のフライトまで時間はたっぷりあるので、お店を見てまわる。意外にお店も多いぞ。
おみやげ用に、スコットランド地元の有名デパートJennersのタフィーを買う。
また、ちょいと高いがクロテッドクリームのファッジ（4.75ポンドくらい）もGet！（どうも練りこんであるようで、平凡だった）

かの有名なネッシー関連グッズも多い。ぬいぐるみ、お菓子、キーホルダー、マグカップなどなど（笑）
ベタなおみやげばかり・・・・どこも同じだねー（笑）。

典型的な英国田園風景

１時間ちょっとのフライトなのに、お昼時なので食事が出た。 ローストビーフのサンドイッチ♪ で、予定通り１２：２０ヒースロー空港に到着。 しかし、ボーディングブリッジが故障したとのことで、なかなか降ろしてもらえない。 最後は、タラップがつけられて階段で降りましたとさ。

空港に着いたら、いよいよレンタカーを借ります。
あまりに有名なHertzです。日本から世界中どこでもオンラインで予約できるのでラク。
実際の営業所は、ターミナルから離れてるんだけど、各レンタカー会社の送迎バスがじゃんじゃん来ます。

今回借りるクラスは、「Ford　Focus 1.6L または同等クラス」。 「Focusはちょっと乗ってみたいな♪」などと期待していたのですが、 指示された場所に言ってみると、MAZDA 323、そう、マツダ　ファミリア　ショートワゴン・・・・ ヨーロッパくんだりまで来て日本車かい！�煤i￣□￣;） 日本人には自動的に日本車が割り当てられるのか？！ 周りには、Focusがいっぱい置いてある・・・他にいくらでもあるやんけ！~ヽ(￣Д￣*)ちっ とはいえ、不思議にもウインカーのスイッチはヨーロッパ仕様でハンドルの左側（爆）

ただし、イギリス特有の「ランドアバウト」はなかなかおもしろい。
ちょっとした交差点なら、下手に信号をつけるよりも、よっぽど合理的、効果的だね。
日本での導入は・・・・今となっては、もはや手遅れだろうな（笑）

しょっぱなからおかみちょんナビが誤作動し違う道へ！　しかし、どうにか復帰。 それにしてもこっちのモーターウェイは空いてて快適だね♪常時１１０km/hくらいで走行。 なんて言ってったら渋滞が・・・ へぇ？こんな時間に？ちんたらちんたら行くと恐ろしい光景が！ 長いトラックが反対車線にまで突っ込んでいるではないか！事故渋滞でした。 ひ〜。

しかし、どーも天気が悪いなぁ。この季節のイングランドの天気は、常に「くもり 時々 晴れ雨 、時々 雨」らしい。
この時も、雨が降ったり止んだり、晴れたりくもったり。はっきりせい！

　

2時間ほど走ると、ようやく雨がやんだ。（途中ヒョウに降られたりしたけど） ふと気がつくとそこには、記憶にあるような光景が・・・ガイドブックに載ってた「GEE'S」というレストランだ。 「なんで？？　GEE'Sはオックスフォードじゃないの？？」 そう・・・実は、またしてもおかみちょんナビが誤作動して、目的の道から大幅にそれ、 予定にはなかったオックスフォードの街に迷い込んでいたのだ（爆） GEE'Sは、ガイドブックにはお手ごろな価格のランチが載っていたのに、倍以上に跳ね上がっている！ このテラスで優雅に過ごしたかったのだが、ランチごときに一人１２ポンドもだせないので、諦めた。

しばし、オックスフォードを走る。 学生の街。さすが、チャリと若造がいっぱい。ほんとに学生が多いぞ。 この国では、自転車はちゃんと「車両」として運用されている。 どこぞの日本のように、歩道や横断歩道を我が物顔で走ったりはしない（できない）。 しかも、曲がるときにはちゃんと腕でウィンカー代わりの合図を出してから。

オックスフォードは、いずれ別の日に見物する予定。で、今日は車窓から眺めるだけ。
コッツウォルズへ急がねば。　

さて、今回の旅行のハイライトは、この先のコッツウォルズだ！

「コッツウォルズ」は特定の地名ではなく、ロンドンから西に約200km、イングランドの中央部の丘陵地帯をさします。 ガイドブックのアオリ文句を読むと、 「緑豊かな田園地帯が広がり、ドライブに最適なカントリーサイド」 「イギリス人の心のふるさと」、　「中世４００年前から変わらぬ風景」、 「昔ながらのハチミツ色の家々に心和む」 などなど、かなり期待できます。

B&Bのチェックインは、まだもうちょっと先でいいから、と立ち寄る。
「コッツウォルズの玄関口」として人気の村で、大勢の観光客が歩いている。

短時間用駐車場の標識を見つけて入っていく。  メインストリートの真ん中にあるデリカテッセン「Mrs.Bunbles」の脇を曲がって、教会の裏手。 駐車場は1時間４０ペンスから。 これぐらい安ければ、「ちゃんと駐車場に停めよう」という気も起こるもんだ。 （でも、メインストリートには、路駐がびっしり）

まずは、インフォメーションセンターへ行って、どこぞのＨＰでお奨めになっていたコッツウォルズ地方の地図を買う。 COTSWOLDS Malverns ＆ Forest of Dean　５ポンド バースやストラッドフォード・アポン・エイヴォンの上方は範囲外だけど、よい地図です。 観光名所はもちろん、細かい裏道や超マイナーな旧跡などまで載っており、これが後で効果を発揮する。 コッツウォルズをドライブするなら、これは必須でしょう！ また、エディンバラで、AA（英国のJAFみたいなもん）による全国地図を２ポンド（激安！）でＧＥＴしてあったので、これと併せて使用しました。

メインストリートは数百メートル。
ここもチラチラとウィンドウショッピングをする程度だったけど、かわいらしい建物に感激。
（ほんとうは、この程度で感動していてはいけない。）

おお、そうだ！今晩の夕食を調達しないと・・・ということで、お菓子とお惣菜の店「Mrs.Bunbles」へ。 クッキー、チョコや蜂蜜の他、パイ等の惣菜もある。 ミートパイ、リコッタチーズパイを購入。これが激ウマなのだ！

ふと気がつくと、お店が一斉に閉まり、あんなに歩いていた観光客が、潮が引くようにいなくなっている・・・・
１７時をすぎたようだ。

ネットで発見＆予約した「South Hill Farmhouse」のB&B。　ここを起点に４泊でコッツウォルズを回る。

一直線の道を80キロ走行していて、看板を見つけたときには、既に通過している・・・・（笑）
後続車もいたから急には止められないし・・・仕方なくしばらく先の街中でＵターン。

ここのB&BはGood！申し分なしで◎です。 中心地からちょっと離れているけど、割と静かでいい。 ツインなら一部屋５０ポンド、もちろん朝食つき。 人気があるのか、平日でも数組は必ず宿泊している。 部屋はen-suite（シャワー、トイレ付）。8畳はあろう広い部屋はかわいくて清潔。 紅茶、コーヒー、チョコレートドリンクとともに、毎日ショートブレッド置いてくれる かわいいマグカップも毎日柄が違う。 タオルの数も多いし、石鹸もナチュラル石鹸。 エディンバラのB&Bの部屋が狭かっただけに天国。

↑これはラウンジね

さっそく宿泊手続きするのにラウンジへ降りていくと、紅茶とお菓子を振舞ってくれました。 オーナーさんも親切です。

　さて、すでに１８：００を回っているのだが、まだまだ外は明るい。
よっしゃ〜！散歩に出撃だ！

アッパー・スローター　と、ロアー・スローター

宿泊先B&BのStowから車で１０分もかからない小さな村は、 雑誌サライの別冊「英国で一番美しい村々　コッツウォルズ」でも紹介されていた所です。 鴨がすたすた歩いています。羊ものんびり草を食べています。 いきなり、これぞ典型的なコッツウォルズの村って感じです。 村はLowerとUpperに分かれていて、その間は５００ｍぐらい。Upperの方が寂れた感じ。 Upperには村の奥に馬が二頭。とても人懐っこく、しばらく立って見ていると呼びもしないのに近寄ってきてくれる。ロータリーの奥に小川が流れています。 どちらも、観光地のようなお店もなく、非常にこぢんまりした村。 やはり、人のいない夜とか早朝に行くのがお薦め。

ボートン・オン・ザ・ウォーター

さすがに、こんな時間には誰もいない・・・お店も開いていない・・・寂しい・・・。 でも、町の中心を川が流れていて、すごくいい雰囲気だ。 ここは、「コッツウォルズのベニス」と呼ばれ、大人気らしい。 それだけに昼間だと観光バスなんかの大口さんが来るので、時間帯をずらした方が正解。 本当なら、自動車博物館、香水博物館、アンティークショップ、この村の建物を1/9に縮小して再現したモデル・ビレッジなど、かなりベタな観光地なのだ・・・

２０時ごろ、B&Bに戻る。

宿の主人のMarkが、「明日の朝ごはんは何時がいい？」と聞くので、「８時ぐらいかな」、「OK！」
いや、早起きして、とっととドライブに行きたいから、８時じゃ遅いなぁ。
「・・・やっぱり７時にしてくれる？」　「・・・それはちょっと早いなぁ」　　じゃあ聞くなよ！？（笑）

いやー、車で観光して廻ると、歩く距離が少なくていいね。疲れがほとんどありません。

ということで、また明日。

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