成都５泊６日の旅編
〜上海からＧＯ！〜

２００５年１０月０４日（火）

さて、３日目。今日は世界遺産楽山大仏へGo！

でも、天気に恵まれない・・・今日も曇り時々小雨。

まずはいつもの北駅へ向かう。
昨日の都江堰に行った時と同じ、長距離バスターミナルも学習済み。

チケットを買って時間になったらバス乗り場へＧＯ！

が！しかし！またしてもそこに待ち受けていたのはミニバス・・・　ああイヤな予感・・・

ガイドブックには、約２時間って書いてあったから・・・ミニバスでALL下道だったら、３時間じゃすまない予感・・・。

どうちよ〜？なんて思ってたら、背後に同じく楽山行きの大型観光バスが！
おお？　バスのおっちゃんに聞くと、「こっちは高速道路を使うんで、１０元余分に払いなよ。」だそうだ。
１０元ぐらいなら、もちろん高速がいい〜♪

ということで即了解して乗り込むと既に人多し！
ヤバかった・・・発車時刻まで待合室で待つことないのね・・・。

でも観光バスもかなりキテます！Σ（￣□￣;）
シートはスポンジとスプリングが壊れてて、妙に深〜く腰掛けないといけません・・・
しかもシートの上に何かのお肉を食い散らかした後らしく、食べカスの骨が乗ってます（笑）
でもって足元には大量のヒマワリの種のカス・・・うう（涙）
だからこの座が空いてたんだ・・・　頼むからちゃんと車内清掃しようよ〜。

ということで、８時１５分発車。（８時発じゃなかったっけ？）
しばらくすると、１０元を徴収に来た。
それにしてもだ・・・ひとり１０元とれば、なかなかの金額になる。
高速料金を払っても、かなりの利益が！Σ（￣□￣;）ズルいぞ！

ということでバスは快調に高速を飛ばします。

途中、右側に有名な天福茗茶の観光茶園が！！なんか感動〜。
上海じゃありがたくもなく支店だしまくりの天福茗茶だけど、アミューズメントパークとなると話は別（笑）
お茶の博物館とか孔明の像らしきものまで見えます。
車じゃないと行かれないよなぁ・・・。行ってみたかった。

２時間きっちりで楽山のバスターミナルに１０時到着。

でもガイドブックと違うターミナルに到着した・・・。楽山北ターミナルらしいが、ここどこよ！？

おお〜今度はタクシーのボンネットの絵柄が楽山大仏になってるよ！！
この成都地区の心意気がイイ！

でも楽山大仏方面に行くのは、ケチってローカルの市バスで。
降りたら大通りへ出て、右の方へ向かうとバス停発見！
地図とニラメッコしながら、１番バスで映画館前まで行き、そこから歩いて５分ほどで楽山港へ到着。

港と言っても、河にある小さい港だ。

船から大仏を見る観光船、地元民御用達の渡し舟、烏尤寺へ行くスピードボート。
観光客向け観光船は５０元もする。それに比べて、じもてぃ用の渡し舟は２元ですむ。

まずは向こう岸へ行きたいだけなので渡し舟へ。
（って思ったけど、意外と烏尤寺から回った方が遅くまでいられるとわかったのは、夕方の帰りになってからである・・・）

←これが渡し舟の入口なり〜。乗り場の中では一番豪華な作り（なのか？）
さっそく渡りましょう。

ほんの数分で対岸に到着。

渡し舟から出ると、ジャスミンの生花の飾りを売っている人多し！
季節ですなぁ♪
いい香りだけど、持ってけないし・・・。

この場所は、２本の大型河川が混ざり合う地点で、流れがぶつかるのが見られます。
河の水は、片方が茶色、もう片方が灰色で、境界線がハッキリわかる。
ちょっと面白い。

っていうか杭州の逆流思い出してしまった・・・。
かなり人が多いけど、チケットはそんな待たずして買えた。
っていうかガイドブックに記載された価格がここでも値上げされているのには参った。

この時点ですでに何故か１２時（笑）　おっせーよ！
そこから登ると磨崖仏などが沢山♪
でもって色々龍やら虎やらの像も多い。
ちょっとしたアトラクションのようで飽きさせません。

←これは「虎穴に入らずんば虎児を得ず」の実物（笑）　後ろに洞窟風の虎穴もちゃんとある。
芸が細かい♪


大仏さんの頭・・・
パンチパーマです。

 登り切ると凌雲寺があります。
その前には・・・人人人！人の列。
とってもイヤな予感・・・

さぁ〜っとお寺を見て、大仏を見るための列に並ぼうとすると・・・
き・・・切れ目がない！！行けども行けども人の列列列！
ひ〜どうなっとんじゃぁあ！
どうやら、大仏さんの全体像を見上げるポイントへ降りていくためには、
この長蛇の列に並ばないといけないようです。

途中、西洋人も同じように悲鳴を上げています。「あいやーっ！」（嘘）

最後尾に行くと、ここから２時間待ちとのこと。Σ（￣□￣;）
なにせ国慶節ですから・・・　中国全土が秋のゴールデンウィーク（黄金週間）ですから・・・
甘くみてました・・・すみません・・・。

仕方なく並ぶ・・・大仏さん見に来たんだから。
警官も大勢配置されており、ちゃんと列の割り込みのチェックもかけてます。
いやぁ、やらないと暴動になりそうだもんなぁ。

でも既に並び方はいい加減。
並んでいる途中も、どんどん追い越しを掛けようとハードにプッシュされます。
少しでも隙あらば追い越して前へ！です。
気がつくと、うちらの後や横にいた人が、いつの間にか数メートル前方にいるなんてザラ・・・。

ちなみにツアー客だと時間がないから並ぶのをみんな諦めます。
でも中には他の見学を捨てて、ギリまで並んで見る！という客もいるようでツアコンも大変そうだった。
１時間経過・・・まだ横顔しか見えません。
全長っていうか座った状態の高さ＝７１ｍ。
頭の長さを差し引いた高さだけ、まだ列が繋がってるってことですね♪

で、この辺りからディズニーランドみたく鉄柵でうねうねと列を移動する形になってるのだが・・・
コーナーに差し掛かる度に、後ろの人たちが抜きにかかってくるのだ。
がーーーっと押してくるからもう大変。山手線朝のラッシュ時間＋おしくら饅頭どころか、も〜う殺人的。

「うえい！うえい！うえ〜いっ！」（weiの漢字は口偏に畏、おいおいおい！って感じ？）
流石に私もブチ切れて、大人げなく後ろの人たちに怒鳴ってしまいました・・・（爆）。
でも周りでそんな大声上げる人いません（笑）
ちゃんと並んでいる中国人も多いのですが、意外にみんな抗議しないんですね。
ただ睨みつけるだけです。
ここまで来たからには意地でも見てやる！！という気になる。
気がつくと一緒に並んでいたはずのだんなちょんは後ろの方に押し流されていた（笑）
おお〜い！！
１時間半経過・・・

ようやく、大仏さんの足元へ降りていく下り階段「九曲桟道」です。
かなり急な階段。
列は流れたり止まったりの繰り返し。
流れるとやっぱり後ろの人たちが抜きにかかってくる・・・もう勘弁してください。
邪魔臭いから先に行かせることにした。

ゴールも近いからちょっと気分的に余裕が出てきたかな（笑）
←お姐さんコワイよ（笑）　大仏を撮ってるだけなので睨まないでください・・・。

対岸から見ると階段の列はこんな感じ。
結構な崖っぷち
手の真横。大きいです！

足を見下ろす。大きいです！！

　

そして2時間後・・・足元に到着〜！　ホント、予告通り２時間かかった！

しっかしデカイ！でかすぎ！
写真で見るとショボイけど、目の前の光景に息を呑みます！
昔、TBSの世界遺産で見て以来、
見たい世界遺産の仏No.1だったものが目の前にあるんです！
全体像をカメラに収めるのは至難の業です。

いやー、今までの苦労も全部報われました！
長い列に並んで、イラ立ってた中国人たちの顔にも笑顔が浮かびます。
これも大仏さんのご利益です（？）

　


かわいいゴミ箱だ。
持って帰りたかった（笑）

 ということで、無事に大仏さんを見学終了〜。でも何故かもう１４：３０・・・

いやいやまだです！この島のような楽山には、他にも見所が満載なんです。
山の上をハイキングってな感じのコース。

大仏待ちに２時間消費してしまったから、さーーーっと流して見ました。
中には元々のチケット代に含まれない見学箇所もあります。
時間＋お金に余裕があれば見たかったですなぁ・・・とほほ。
かなり雰囲気いいし面白いんだけどねぇ・・・。

烏尤寺へ行く途中の、漁師村＝お土産屋街。
いい雰囲気で思わずほんわかした気分になれます。

でも山道で足は既にへろへろ（笑）＋腹減った〜。
お昼ごはん食べてないんですわ・・・レストランないからなぁ〜。
チョー上級向けな定食屋ならあるんだけど・・・ちょっと耐性ないからパス。

壁面を削って作られたお墓麻浩墓の中。

ああもういい雰囲気♪こういうのちゅき♪（笑）
気分はトゥームレイダー・・・（爆）
この先に島のようになっている烏尤寺へ行く橋がある。

おお〜かっこいい！
が・・・更にこの先には魔の道が用意されていた・・・。
強烈な登り山道が行く手を阻む！！

うひ〜！　もう膝がくがくーーーーー。

ぶとう糖の補給もままならぬまま、よれよれで歩くこと２０分。

地元のおっちゃんが魚を取るため？？の籠を編んでました。
で・・・足がもうヤバイ！
というところで、やっとこさ烏尤寺に到着。

ちなみに読み方は「うーよんすー」（ウーロンスーではないよ）

いやぁ、”尤（よん）”と簡体字の”龍（ろん）”って似てるんだよねぇ・・・

なのでおかみちょんはずーーーーっとウーロン寺かと思ってたのよ（爆）
「お茶かってーの（笑）」　だんなちょんにツッコミを入れられました・・・。

入口ではこんなかわいい象がお出迎え♪「ぱほ〜ん」

で、こちらも軽く流していたはずなのに、すでに１６時近くになっていた。
いかん！時間がない！
帰りの長距離バスのことを考えると本当はもう観光終了しているはずだったんだが・・・
大仏待ちの行列で、意外に時間を取られた！
でも、だんなちょんは「何でそんな急ぐんだよぉ」とのんびりモード。

で、波止場へ行って船券買おうとしたら窓口で西洋人がもめていた。
聞くと、今日の最終の船は１６：００！
しかもチケットがＳＯＬＤ　ＯＵＴだという。
えっ？！最終が１６時？？そんなん知らんがなぁ！！
国慶節なのに、そんな早くに終わりかい！！きーーーー！ヤバイ〜。

西洋人のおばちゃんが、「なんとかならないか、ちょっと代わりに話してみてよ」（英語）と言う。
で、きっぷ売り場の窓口のおじちゃんに「どうすりゃいいの？！」と聞くと、
「山道を戻ってバスで帰れ。」と言う。

バスなんかで戻ったら（橋が遠いので）、成都行きの高速バスもなくなって帰れなくなる・・・。Σ（￣□￣;）

振り返ると船着場では、１６時の最終の船を待つ人たちの群れ。
みんな手にはしっかりチケット持ってるし〜。　

しょうがないから「今日の船は終わった。バスしかない！」と西洋人たちに伝える。
が、しかし、ここで西洋人さん達はがんばった！
船という船を見て、船頭に声を掛けている。
するとスピードボートがまだ残っていた。船の向こう側にひっそり隠された状態だった（笑）

どうにか西洋人５人＋うちら２人、ギリ乗れるってことで、慌てて窓口戻って、
みんなで「船があったから船券売れやぁ！」とまくしたてる（笑）
おっちゃんは「ええっ？」って顔で船券を売ってくれた。

スピードボートに乗り込む・・・ああよかった・・・成都に帰れるーーーー。
西洋人たちもホッと一息。

しっかしスピードボートは確かに速いが、高い・・・
２０分もかからん距離が５０元もする・・・とほほ。

ボートは快調に飛ばして、さっきの１６時の船をブチ抜く！

隣のおばちゃんに、「どっから来たの？」と聞くと、「Netherland（オランダ）だよ。」
遠くからきたねえ（笑）

でもって、ボートは、大仏前のポイントにさしかかる。

ボートの運ちゃんは、大仏の近くまで寄せてくれて、５分以上停泊してくれた。

河の上から改めて見ると、大仏の全体像がよくわかる。
こんなところ歩いたのねぇと感慨深くなる。
撮影のチャンス！
いや・・・でも内心、「バスばす巴士！」と焦ってたから、もうええがなぁ！早く帰ろうぜ！と心の叫び・・・（汗）

途中、白いワンちゃんの死骸が河を浮遊していました・・・。なむ〜(￣人￣)

どうにか港へ到着。西洋人たちに別れを告げ、バス停へ。

帰りは、北バスターミナルではなく、ガイドブックに記載されていた楽山客運中心站（中央バスターミナル）へ。
楽山港からだと１本で行けるから♪
ただ北バスターミナルよりちょっと遠いのがねぇ・・・。

中央バスターミナルへ到着し、成都行きのバスチケットを購入。１７：４０のヤツ。
すげえトントン拍子に帰ってきたな。
ここでアイスやおやつを買い食いし、まったり。
ここはミニバスとかではなく、高速コースの観光バスタイプだ。

１７：４０のバスに乗る。　車内で水のペットボトルを配布してくれる。　サービスのばっちり！

成都へは１９：２０到着予定。所要１時間半。

アレ？　行きよりも乗車時間が短いんだぁ♪なんて思ってたらまたしても罠・・・
成都に到着したはいいが全く知らんバスターミナルで降ろされた。

聞くと、石羊バスターミナルだという。Σ（￣□￣;）？？？
地図で確認すると、市街地から遠く離れた、すっごい端っこだ！

やられた・・・。
下車した人について行くと、隣にローカルの市バスターミナル・・・　ここでホテル近くへ行くバスを探す。
なんとか近い方面へのバスがあったから乗車・・・
ここで結局３０分の道のりだから合計２時間・・・
いや、乗り換えを考えるともうちょっとかかってるし（爆）

２０時前・・・

バスの中から、ふと窓の向こうに伊藤洋華堂なる文字を発見。
さっそく降りて探す。
あったぁ〜！なんか懐かしい！イトーヨーカ堂だよ！
上海は日系スーパーがないからね。
入ってみるとすごい活気！！
日本のヨーカドーと全く一緒・・・いや一部扱ってる食品は中国系だけど、品質のいい服が並んでいる。

地下で明日の朝食のパンや飲み物を調達して、今度はタクシーで陳麻婆豆腐（今度は本店）へ向かう。
（中国公式サイトが見えない）

行き先を告げた時に、タクシーの運ちゃんが何かペラペラ〜と言ってたけど、わからなかったから、「とにかく行ってちょ♪」


　

 で、憧れ（笑）の本店に到着！

店内の光景が目に入ってきた。

一般客はチラホラ程度しかいない。いつも混雑、と聞いていたのに、空いている・・・
コックや服務員が賄い食を食べている・・・一瞬イヤな予感（笑）

ただいま２１：１０・・・
恐る恐る店内に足を踏み入れると、店員がすかさず・・・「今日はもう終わったよ！」

タクシーの運ちゃんが何か言っていたのはこれか！「あそこは9時で終わりだよ」とか

ひ〜っ！ゆ・・・夕飯は！！
この周辺にレストランないんだよ！夕飯！夕飯を食べさせてくれ〜！！！！
必死の願いも空しくあっさり却下されてしまった・・・。

結局、麻婆豆腐のレトルトパックがあったんで、お土産用に何箱か購入・・・。（涙）

ヨーカドーなんか見てこなきゃよかった！

じゃあ、あそこに期待しよう。ってんで、ホテルの近くのレストランに行ったが、ここもすでに閉店済み！

で、近所のヘボいスーパーで、カップラーメンを調達し、ホテルで湯を沸かし、それを食しましたとな・・・。

めでたしめでたしって！めでたくないよぉおおおおお〜！

　

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