成都５泊６日の旅編 〜上海からＧＯ！〜

２００５年１０月０５日（水）　４日目

ここは四川省・・・　四川省といえばP・A・N・D・A パンダ！中国名：大熊猫（だーしょんまお）

特に臥龍（うぉーろん）という地域は、中国最大＝世界最大２０万ヘクタールのパンダ自然保護区がある大熊猫の聖地だ。

しかし、臥龍はそんなに甘くない。
成都の西北西およそ150km。なかなかの山奥にあり、これといった交通機関もない。たどり着くには非常にシビアな場所なのだ。

成都からのバスは、あるにはあるけど、１１：００発の１日１本だけ。（茶店子バスターミナルから）
途中の街の都江堰からでも、１日２本、８：００と１４：００しか出ていない。
しかも、片道３時間以上かかるらしい。
どう考えても日帰り無理ですから〜っ！！

現地バスツアーに参加するって手もあるけれど、やたら高いし、不要な成都観光がついていたりする。
（いろいろ束縛されるしね）

あとは、タクシーのチャーターという手が残っているが・・・

２日前、試しにホテルに入っている旅行会社をのぞいてみる。
「臥龍大熊猫基地へ行きたいんだけど、タクシー１日チャーターいくら？」
お姉さん、どこかへ電話をかける。なじみの運転手のところだな？
しばらくすると、「コミコミで９００元！」

うっ！　バスで行って、臥龍で宿泊した方がよっぽど安いってーの！！
他の旅行会社にもあたってみよう、と思い、この日は保留。

街中にある他の旅行会社を覗くが、７００〜１０００元までいろいろ。やっぱこんなもんか・・・
まあ、泊まっているホテルでの手配って、なんとなく安心だし〜。
などと考えて、次の日、もう一度、ホテル内の旅行会社へ。
「また来たよー。やっぱり臥龍までチャーターよろしく。　ところで、８００元にならない？」
「OK！」
あっさり値切れたが、まだまだ高い気がする・・・
さらに交渉すればもうちっとマケられたかもしれませんけど・・・（笑）

費用には、車代（もちろん運転手つき）、ガソリン代、高速道路費が含まれる。基本時間は８：００〜１７：００。
それ以外の、入場料、食事代などは含まれない。

車のナンバーと運転手のケータイ番号を教えてもらって、予約は完了。

さて、当日の朝、８：００にホテル前集合。

時間ピッタリに現れた車は、ＶＷのサンタナ（セダン）。
運転手のお兄ちゃんは若い。２０歳代だろう。マジメで優しそうなイイ人です。
つたない中国語で話しかけると、気さくに返事してくれる。
運転も丁寧だけど、飛ばすところは飛ばしてくれるし、とても安心して乗ることができましたわ。

ただ、運転中に会話するとき、わざわざ後ろを向くのは止めてください・・・怖いですから（笑）

都江堰からさらに１時間。
運転手のおニイちゃん「あと５０ｋｍぐらいだYO！」

ええ〜、まだそんなにあるの？
川沿いの景色がキレイなんだけど、だいぶ飽きてきたぞと。

	運転手さんに、「じゃあ、２時に迎えに来てね」 （彼、見学の間はずっと車内で休憩かな？） ということでまずは腹拵えだ！(ノ￣∇￣)ノ 大熊猫オフィシャルレストランにて昼食〜♪ 麻婆豆腐、トマトと卵の炒め物、白菜の炒め物、ごはん。 マズくはないが、おいしくもない・・・
	大熊猫苑の入口〜！　嗚呼もうわくわく〜！ 結構人気観光スポットみたいです。 国慶節だし、四姑娘山からの帰りに立ち寄る人も多いらしく、駐車場や外の通りまでマイカーでいっぱい。 日本人のツアー客も何人か見受けられました。 最近はパンダづくしツアーもあるくらいだからねぇ。 日本人の熊猫好きはすごいっすよ♪（我々もそのうちの２人だが・・・）
	まずは、いろんな研究施設がある。 パンダ専用の特製笹団子が見える。 笹以外にも、リンゴや消化のいい「何か」が、いろいろ入っているらしい。 こんなキッチュなパンダ絵もいたる所に！ このデブー＆ガニマターなイラスト最高！

さーて、いよいよ園内を進んでいくと・・・

「なんじゃい われぇ！」	いた〜っ！　白黒のやつが！　(ノ￣∇￣)ノ 呼ぶと、わざわざヤツの方から近づいて来てくれましたーーー！！ わっふわっふわっふ♪と、鼻息が荒いデス！ わずか２ｍ弱です。ガラス越しなんかではありません。生（なま）熊猫です。 しかもなんか・・・前足で地面を叩いてます・・・バンッ！バンッ！ もしや威嚇されてますか！？　(ﾉД`)･ﾟ･｡
	他にもたくさん！ ダレダレ〜　（ぜってー、中に人が入ってるに違いない） 反省熊猫・・・
	よーく見ると、寄与した日本人も大勢います。 中でも「黒柳徹子」と教育テレビ中国語講座の「金子貴俊」の名前も！ 金子君は志村どうぶつ園の企画でここを訪れ、親に放棄されたヒッキーで根暗な子熊猫の友達となり、 その子の社会復帰を手伝ったという経緯があります。 その子は既に山へ帰っちゃってますが・・・。 他にも安達祐美兄弟が子パンダに名前付けてるハズなんだけど・・・ 名前はございませんでした〜。
	そういや、NHK中国語講座の2004年版には、大熊猫も出演してましたな・・・ モッサリと動くのがたまりませ〜ん！大ファンでした（笑） しかし・・・「でぶでぶ」という意味の名前ってどうよ？！
	保育器の中の、赤ちゃんパンダ〜。３頭いました。 このガニ〜な股がたまらん！！ けちゅフェチには超オススメ！（ナニがだ？！）
	子パンダの幼稚園です。 ４，５頭がいますが、昼寝の時間で、すっかりダレてます・・・ 動きません。ニセモノぬいぐるみでもわかりません。 こちらは早速買ってもらったパンダリュックを背負ってる女の子 微妙にパンダの顔が悪人臭い（笑）

ということで、熊猫ファンにとっては目の毒！　大熊猫の戯れの図をご覧ください！
	もふもふもふもふもふもふもふ ごろごろごろごろごろごろごろごろ ぷりぷりぷりぷりぷりぷりぷりぷり

はっ！Σ（￣□￣;）　端っこの目立たない場所に・・・ナニかいる！？

こんな所にいた〜っ！　ちょっと腹黒いダレパンダ（笑） いったいその姿勢は、どういうことデスかーーーっ！！Σ（￣□￣;） どう見たって中におっちゃんが入ってるよね？ね？ね？ お股も見事なガニマター！

はっ！Σ（￣□￣;）　細いタケノコ食べてる？（そりゃ笹食うんだから、笹の子(?)も食うでしょ）

歯で皮をむく−＞青い部分をクンクンする−＞青い部分だけ食べる （以下、なくなるまで繰り返し） 美味しいそうだなぁ♪　きっと美味しいんだろうなぁ♪　食べカスは腹の上♪ 見てるとこっちも笹食いたくなってきた。

さらに進んでいくと・・・

お！なにやら机が出ている。
どうやらこれが、例のヤツの受付だな。Σ（￣□￣;）

そう！これこそが！大熊猫とツーショットで写真を撮ろう！ いいタイミングで受付のおっちゃんも出てきており、参加希望者もすでに数人いるぞ。 日本語の説明も出てる（笑）　なになに・・・ ２００元／１人、２０秒程度　Σ（￣□￣;） 時給36000元（約54万円）！さすが国家級アイドル！稼ぐぜ！ いや待て！その下には、５００元／１人　５分間　Σ（￣□￣;） 子供パンダといっしょにジャレあって遊ぼう！ってやつだ！ 噂は本当だった！子パンダといっしょにゴロゴロできるらしい！ しかし、今日は受付していないそうだ。　（あまりに恐れ多くて遊べませんが）

さて、我々を含めて、約７〜８名が参加。
お金を払うと領収書をくれる。いちおう、「パンダ保護のための寄付金」って名目だ。

おっちゃんに案内されて、パンダ舎の裏側へ連れて行かれる。
我々が待っている間に、アイドル熊猫をステージへとご案内しているらしい。

しばらくすると・・・おっちゃんが戻ってきて、「はーい、最初の人、どぞ〜」と言う。
まずは、お金持ち風の中国人グループ数人が進み出る！（かなりウキウキしている。）

扉の隙間からステージを覗き見ると・・・　いるっ！　熊猫くんが笹をモリモリ食べている！
人間なんざ見向きもしない。よほど腹がへっていたに違いない。

彼らが撮影を終えると・・・　よっしゃ！次は我々だ！

扉をぬけると・・・そこは・・・大熊猫様の運動場だった・・・
堀と柵の向こうには、一般観光客が大勢、こっちを見ている！みんなカメラをかまえている！
うちらが見られる立場だ！（笑）

そして、そこには、やや若い大熊猫様が、でで〜ん！と座っておられるではないかぁ！Σ（￣□￣;）
ち、近いっ！　目の前わずか１ｍに大熊猫様が！
我々との間には、ガラスも、柵も、掘も、何もない！

しかし、大熊猫様は、我々を無視して、笹と特製パンダ団子を、モリモリと召し上がってらっしゃる！

おっちゃんに、領収書の控えの１枚を渡す。「は〜い、どぞー！」

ツイニ キター！Σ（￣□￣;）

うい〜っす！ どっから来たん？ （カメラ目線）	ちっ！また日本人かよ！ まったく最近多いよなぁ・・・ （んがぁ）	気安くさわんな！ 団子食ってんだからよ！ （団子、うめーっ！）	耳ぃ、持つな！ （ごるぁ！）

「はい、茄子（ちぇずぅ〜）」（中国では、チーズではなく、茄子（ちぇず）なのだ。） カシャ！(ノ￣∇￣)ノ 飼育員のおっちゃんに撮ってもらった１枚。 はっ！Σ（￣□￣;）　大熊猫様の耳が・・・フトコロに・・・（笑） 大熊猫様のお毛は・・・ ヌイグルミと違って、ちょっと（かなり）ゴワゴワしてました（笑） ちなみにこの方のお名前は、 「秀秀（しゅうしゅう）」、「青青（ちんちん）」のどちらか。（いや、どっちかわからんのよ）

さて・・・・そのころぷじょ〜る君は・・・

金融、農業、医療、機械、運輸、芸能、食品、教育、外食、健康、人材派遣、旅行などなど、 あらゆる業界を密かに牛耳る、闇の巨大コンツェルン「熊猫グループ」 （ぷじょ〜る君のたわ言などでたくさん既出） ここ四川省 臥龍には、その総本山（本店）があるのだ！（笑） 熊猫信販カードのヘビーユーザー(?)であるぷじょ〜る君、 我々が国家級アイドルと対面している間に、 クレジット払いの滞納金を、本店窓口で直接返済していました（笑） こわーい熊猫のおニイさんが相手をしてくれたようです。 ついでに記念写真

ふう・・・あまりに興奮しすぎて疲れた・・・　＿|￣|○

この後、裏山をめぐるハイキングコース（？）を堪能し（所要時間１５分）、熊猫基地の全体像を眺める。

園内はそんなに広いわけではないし、驚くほど大量にパンダがいるわけでもないんだけど、
熊猫好きなら、ずーーーーーーーーーーーーーーーーっと見ていても飽きまへん！

門前のお土産屋をひやかしているうちに、 ふと気がつくと、なぜか手には、「臥龍」と書かれた熊猫ピンバッジが・・・（１０元だったような） １４時になったので、門の外で待機中の運ちゃんのところへ戻る。 帰り道は、国慶節のため大渋滞・・・で、なんと４時間もかかってしまった・・・。 ちなみに最近「とばりのこぱんだ」というwebカメラを利用した臥龍のパンダちゃんblogが始まりました。 （ぞんちゃん情報謝謝！）

陳麻婆豆腐の本店前で下ろしてもらう。運転手のオニイちゃんとここでお別れ。

	今日こそリベンジ！　この時間なら大丈夫だろうがぁあああ！！！ 麻婆豆腐はもちろんのこと、 もち米の中に煮込んだお肉が入った料理と、野菜炒めをオーダー。 麻婆豆腐、マジっ、辛ぇええええ〜！ いや、すごい美味しいんだけど、山椒で痺れるし辛いし・・・ 完食なんてとても出来ん！
	そのままバスで中心地へ向かい、再びイトーヨーカドー周辺探査。 上海の南京西路みたいなホコ天になっており、 ネオンも上海ほどではないにしろ、ギラギラでキレイ♪
	もちろん、上海のように、観光電動カート？もございます。 っていうか・・・この汽車の名前がすっごい微妙なんですが・・・。 いや、サッカー好きでなくてもピン！と来るよね（笑） どう見たって中田英寿！にしか見えません・・・ 漢字並び変えてアレンジしてみましたーーーーみたいな。 （それとも、中国人＋イギリス人の寿号なのか？）
	でもって通りすがりの某ホテル前に、こんなかわいいパンダちゃんがいたので記念撮影。 ああ・・・とってもいい1日でございました♪

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