England コッツウォルズ地方編　その２

コッツウォルズの地図なんかはこちら

２００３年５月１４日（水）

さあ、朝だ！朝食だ！B&Bの朝食は、田舎の方ほど美味しいと聞く。 もちろんフルブレックファストのメニュー。（ベイクドビーンズだけがない。惜しい！） エディンバラのB&Bの二倍の量です。でもこれがペロリと・・・。 他、カットフルーツ、ミルクやオレンジジュース、トースト、シリアル等がブッフェスタイルで置いてあります。

宿の奥さんのCasieに、「今日は、Broadway方面に行くんだ」と言うと、「じゃあ、いい所があるわよ」と、お奨めの場所を教えてくれた。
それは、Broadwayの南西にある、StanwayとStantonという村。
ガイドブックには載らない小さな村で、ほんとに何もないのだが、ここもコッツウォルズらしい風景らしい。

じゃあ、出発！ それにしても、英国の道路事情はすばらしい！（都会を除く。田舎だけの話） ちょっと田舎へ行けば、こんな感じの北海道のようなゆる〜いワイディングがずーっと続く。信号もまったく無い。 一般道なのに、みんな100mk/hぐらいでぶいぶい走ってます。80mk/hなんぞでは、バシバシ追い越されていきます。 見通しはいいし、ゆる〜いカーブばかりで、日本のようにキツいカーブは、まず無いし、遠慮なく飛ばせるんだね。 （でも、所々に速度取り締まりのカメラがあるので要注意！） こんな所ばかり走っていると、たまーに信号でつかまると、イライラしますな。

３０分ほどで、StanwayとStantonに到着。

この村は、昔ながらの民家のみで、お店すらない。 たしかに観光客も全然おらず、穴場です。 やはり、地元民による情報が一番です！ のんびりしたかわいい景色を堪能。

こんな感じの民家なんざ、そこらじゅうに！

「Ｐ」の看板に従って、メイン通りの裏の駐車場に車を置く。 １時間８０ｐくらいだったかなぁ。 ３０分以内ならメインストリートのShort Stayエリアに止めてもいいみたい。 その駐車場を抜けると・・・　うがぁああ！目の毒です。 いきなり美味しそうなお菓子屋さんが！！ ブロードウェイでは有名なHamiltons。 １種類づつビンに詰まったお菓子も豊富。ガラスが割れんばかりに視線釘付け。 カエルチョコやオレンジの魚チョコ、 モナカのような皮にレモン味のラムネが入った「フライングソーサー」というお菓子なんかを買いました♪

このアーケードを抜けるとメインストリート。 これまた景観の良いところです。

ここにもあるぞ！テディベア博物館

さらに散策すると、地元のおっちゃん達が集まるCafe。パンなんかも売ってます。 ここでSugar Miceを発見。かわいい！　１個４０ｐ。即買いました。 後でわかったんだけど、このねずみの砂糖菓子はHamiltonsで45p、ロンドンのハーヴェイ・ニコラスで70pで売ってました。ここが一番安かったってわけ。 ここのレストランはおなじみのFish & Chipsもやってたみたいで、全体的に価格も安いです。 残念ながらお腹いっぱいで寄れなかったけど。

あと、かわいいキッチン道具を置いているCotswold Tradingというハイセンスな雑貨屋さんがありました。

観光地として整備されまくってますが、静かで意外にいい雰囲気でした。
メインストリートを端から端まで見てから、ちょっと離れたブロードウェイタワーへＧＯ！

街から車で約１５分。丘の上にいきなり建つブロードウェイ・タワーです。

丘を登っていくと、看板を発見！　したときには通り過ぎてました・・・Ｕターン

謎のレストラン(?)の横に無料の駐車場がありました。観光客が少なくていいですなぁ。

おお、一面の草原と牧草地のド真ん中に、まさにタワーしかありません。広いです！ 入り口には、チケット売りの暇そ〜うなおばちゃんがいます。 （ちょ〜ヒマな観光地のモギリ。憧れの職業だわ♪　ｂｙ　おかみちょん） 入場料ひとり３ポンドはちと高いが・・・・ 「あら、スコットランドの紙幣？　イングランドのはないの？」 スコットランドの紙幣を出したら、断られてしまった。（やはり来たか・・・） 地方だとスコットランドの紙幣は見慣れないのか、嫌がられるのだ(^_^;) しかたなく、なけなしのエリザベス２世女王で支払う。

てっぺんに登ると、眼下に草原や村々が。 無料の双眼鏡を覗くと・・・ 「綿ぼこり」のような羊たちが見えます。

のどかな良いところでした。

このあたりは、人間よりも動物の数のほうが遥かに多いんです。 牛くんもたくさんいます。 「Hello!」と挨拶すると、一斉に視線を浴びる。「なんだ〜ぁ？」

１２：１０　チッピング・カムデンに到着。

　

メインストリートは駐車車両でぎっしり。 仕方なく教会のある裏手に止めました。 ここの教会もいい感じできれいです。

１７世紀から使われている マーケット・ホールだそうだ。

お昼時なんだけど、朝ごはんをドッサリ食べたんで、あまりお腹は空いていない。

で、アフタヌーンティーって感じで軽く何かを食べようと、マーケット・ホールの正面にあるカフェ「Bantam」に、立ち寄りました。

　

ここは事前に、夏のお菓子「サマープディング」なるものがある、という噂を聞いていたので、 「プディングはありますか？」と聞いてみたら、まだ始まってなかった・・・・。 それでもいろんなケーキなんかもあって目移りが・・・。 で、オーダーしたのは、バンタン・クリームティー（４.２ポンド）　と、バンタン・ホットチョコ（1.75ポンド） クリームティーとは、スコーン＋紅茶セットのことで、もちろんクロテッドクリームとイチゴジャムがついてます。 ここのスコーンがすっごい美味しい♪このセットだと都会なんかじゃ平気で８ポンド越えたりもするのにお安い。 やっぱり、スコーンセットを食べるなら地方！　生地は黄色くしっとりぽろぽろ。ほんのり甘くてもう感激。 クロテッドクリームも脂肪分５０％を越えるこってりクリームなんだけど、しつこく感じられないのは何でかなぁ。

ああ・・・よだれ

ホットチョコは、ホイップクリームどっさりで倒れそうなぐらい！ ってか、「失敗しちゃったの、ごめんなさいね」と、言われ、見るとたしかに倒れている（笑） 味に支障はないからＯＫよん。 紅茶はポットで、必ず注し湯もついて来るので、二人で１つがちょうどいい。 こっちの水は石灰質だから、紅茶がどんなに濃くなっても、渋い味にはならないのよねぇ。 この注し湯・・・いい制度だ。日本のカフェでも是非つけて欲しいぞ

日本には、Blue Lionがあるが（笑）、英国にはRed Lionがある。 コッツウォルズの村なら、どこにでもある気がするけど、チェーン店なのか？！

ご存知シェークスピアが生まれ、晩年の居住地だった有名な町でございます。

観光客と地元の人でにぎわってます。
まず行きたかったのはホーリー・トリニティ教会。車はこの前の通りで、路駐エリアがちょうど空いたのでラッキー。

ちょっと離れたアン・ハサウェイの家なんかは飛ばしました。というのも、次の本日のメインポイントに早く行きたかったから。

ここへ行く途中で、見事なおかみちょんナビの誤作動で道に迷ってタイムロス！痛たたた！

　

１６：００過ぎに、やっとWarwick Castleへ到着。 入場料がまた高い・・・12.5ポンド。ひとり約2300円っすよ？！ とはいえ、古城マニアな夫婦にとっては十分楽しめました♪

Warwick Castleは、1068年征服王ウィリアムの頃に完成したらしい。 しかし、今は有名なアミューズメント・スポット。 武器展示や牢獄、お化け屋敷もどきなんかもあるし、城壁も登れるし。 子供たちの遠足にぴったり（笑） もっと時間が早ければ色んなイベントもやってたみたい。 実際に使われていたdungeons（地下牢）には、拷問器具もありますよ〜♪

あっ！この人は！

ここは、蝋人形館で有名なマダム・トゥソー（タッソー）の系列らしい。 中世のいろんな場面を、当時の遺品と蝋人形で再現したジオラマがたくさんある。 ある場所では、中世のメイドさんの格好をしたお姉さんが薄暗い部屋に立ってて、これも蝋人形だろうと思っていたら、いきなり「私はRealよん♪」と話かけられたときにはビックリした。 心臓に悪いっつーの（笑）　でも、ちゃんと一緒に記念撮影しましただ。→

サービス精神バッチリの観光スポットを堪能し、すっかり、夕方になってしまいました。
そろそろ宿へ帰りましょう。

しかし、結構「街」という感じだったので、特に観光もせずに通過。 郊外の、有名なブリス・ツイード・ミルという古い紡績工場の跡地を写真に収めただけ。 お花畑の中に妙なかわいい建物が不思議空間を演出。近くまで行きたかったけど、道がよくわからなかったので、行かず。

そういえば、この日は珍しく１回も雨に降られなかったなぁ♪

宿に帰り、美味しい紅茶を飲みながら、買ってきたお惣菜を食べました。レストランに入らずとも、けっこう楽しいよ。

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