Scotland エディンバラ編　その２

５時前には街も明るくなり、5時半には目が覚める。 日本じゃ絶対に起きられないぞ。旅行先ではどんな早起きも平気だから不思議だ。 B&Bを抜け出し、ホーリールード公園まで散歩だ。６時出発！ ウェーヴァリー駅まで歩１０分。 そこからホーリールード宮殿まで１５分。 ここは、エリザベス２世女王がスコットランドに来た時の宿泊施設にもなる。 さすがに早朝は入場できません。

宮殿のすぐ南にある、ホーリールード公園を見上げる。いと絶景かな・・・。でも、これマジ登るんですか(^_^;)
ここは、かつて王家の狩猟場だったところ。丘全体が大きな公園となっている。
市街地のすぐ横にこのような大自然が残っているのがすごい。

丘の上まで２０分かけて登る。 ここからでも十分エディンバラの街を見渡すことはできるんだけど、更に上があるんだよねぇ・・・。 湖や芝生、昔の遺跡ストーンもあるらしいんだよねぇ。そこが本当の公園なんだよねぇ。 うう〜・・・でも、足がぁ！軟弱な足がぁ！ 毎朝ここで聖書を読むという韓国人男性に出会い、ちょっとお話。 「ここから先に行くといいんだよ！湖も見えるよ！」と、力説された。 ああ、でも８時から朝食。そろそろ帰らないと間に合わないしなぁ・・・。ということで断念。

帰り道をヘロヘロ歩いていると、先ほどの韓国人が、徒歩なのに猛スピードで我々を追い越し、あっというまに見えなくなった・・・・・
さては忍者か？！

旧市街を貫くロイヤル・マイルを歩いていると、やけにクラシックカーを見かける。 みんな何やらゼッケンとプラークをつけている。 それが沢山エディンバラ城の方へ走っていくのだ。 手を振ると、ドライバーがにこやかに振り替えしてくれる。

気になる！ということで追尾。

やはり城の前の駐車場に勢ぞろいしている。 そこがScottish Malts Reliability Trialのスタート地点だったのだ。 いるわいるわ！レアな車ばかり！ Aston Martin DB6や、Jaguar E Typeなどがずらりと並ぶ。 ロータスやヒーレー、フェアレディ240Zなんかもいる！ ちょうどスタート時刻だったらしい。 １台づつ伝統的バグパイプの演奏と、ユニオンジャックでスタート。

B&Bに戻ると、ちょうど８時の朝食の時間。
散歩のおかげで腹が減り、ばっきゅばっきゅ食べられました。ぐふふ。
メニューは、フルーツ・シリアル・ヨーグルト・ジュース・紅茶・トースト・そしてソーセージ、ベーコン、目玉焼き、焼きトマトという、
伝統のフル・ブレックファスト。おお〜ぅ、腹が膨らむ。

イギリスには「うまいものなし」と言われるが、この英国式朝食は、誰もがお奨めだ。
書けばなんて事のないメニューだが、実際に食べると、これがうまいんだな。

再び９時に街へ繰り出す。やたら元気だ。 まずは駅前のスコットモニュメントに登るんじゃぁ！（入場料２．５ポンド） 文豪サー・ウォルター・スコット（よく知らん人だ）の記念塔だそうだ。 上に行くほど階段が、せ・・・狭い！ 相撲レスラーじゃなくても、ガタイのデカイ奴はまず通れないぞ！ 足もへろへろ。普段の運動不足がたたる！ でもテッペンに登れば絶景！街の全てが見渡せる。

あれに見えるはお城じゃないか♪

「ブロディース・クロース」 １８世紀、牧師なのに夜は殺人鬼となったという、有名な(?)ディーコン・ブロディーが、ここに住んでいたらしい。 その二重人格性が、後世に「ジキル博士とハイド氏」の元になったらしい。 入ってみると、何の変哲もない路地で、彼の名前がついたレストランがありました。 クロースとは狭い路地のこと。 ロイヤル・マイルの通りにはいたるところに○○クロースと名づけられた裏道が存在する。 石造りのアーチから覗く絶好撮影ポイントもある。スコットモニュメントがバッチリ見えるからチェックしてみてね。

ライターズ博物館にも寄ってみる。
レディ・ステア・クロースを入っていくと小さな広場があり、地味な場所なんだけど、派手な金色の看板が吊り下がっている。
ガイドブックの地図片手でも、発見するのにやや苦労しましたわ。
ああ、でも、無料の博物館ってすばらしい（笑）
二階の通路が木枠でかわいい！

ふと気になった・・・お土産屋には、BOBBYと書かれた犬グッズがやたら売られている。 歩き回っているうち、とうとう見つけたぞ！ 忠犬ボビー！！ 日本には「ハチ公」がいるが、スコットランドには「ボビー」だ。 すぐ後ろには、同名のかわいいPUB。 説明文によると、ご主人といっしょに、よくこのパブによく来ていたが、 急病でご主人が亡くなり、近くの教会に葬られた後も、14年間お墓を守り続けたらしい。 近くの壁にはボビーのスプレー落書き。今も愛されているねぇ。

似てね〜！（笑）

その後、セント・ジャイルズ大聖堂なんかも見学。
大きいっす。１３：１０からパイプオルガンの無料演奏もあり。

さて、腹が減った。昼食にするか・・・

むむっ！これは406パトカー！

向かった先はガイドブックでも有名な「World's End」というPUB。 もちろん、スコットランド名物の「ハギス」がお目当て。 ハギスと、カブ＆ニンジンのマッシュ盛り合わせ（５．５ポンド） Haddock（タラ）のフライ、ポテトとグリーンピース添え（６ポンド）をオーダー。 ハギスはスパイシーで不思議な味付けが美味しい！はまる！ ただヨーロピアン・テイストが苦手な人はどうかな？ Haddockは、まさに白身魚のフライ・・・ということで平凡っす。

で、ハギスが珍しいからデジカメで撮影してると、隣のおじさんが笑っていた。
そこからコミュニケーションが始まる。

そのおじさんは、マン島に住んでいて、一人で観光に来たそうだ。 「バイクのレース「TTレースで有名な島だね。」と言うと、「そう！そこだ！」と喜んでました。 おじさん曰く、 「私は、イングランド人でも、スコットランド人でも、アイルランド人でもない！Manx（マン島人）なのさ！」 United Kingdom内でも、それぞれ独立した国なんだ！という意識が高いです。（仲悪いのか？） 日本と同じ島国だし、関西人や東北、沖縄、北海道、関東とかいうレベルと思ってたけど・・・。 おじさんは休暇を利用してエディンバラ観光に来たとのこと。 ハイランド地方や、湖水地方はええぞー！と力説してました。 ホーリールード公園はどうだった？とか、ここはよかったとか、そんな話をしました。 おじさんの英語は、訛りがキツクて聞き取りにくいんですが、楽しいひと時でした。

再びホーリールード方面へ散策。 というのも、お店が開いていなかった朝に気になる店があったから。 それはハリーポッターでも出てくるファッジというお菓子。 ショーウィンドウにブロックになったファッジがぎっしり並んでるのだ♪ 見ているうちに、「これは買わねば！」 歯切れのいいキャラメルって感じなんだけどこれが美味し〜い！　手作りで１００ｇ＝１ポンド（約２００円） ２０種近くある中でお奨めは「ハイランド・ミルク」

この近くにある教会のお墓はケルティックなデザインもあってきれいです。
芝生の上に個性豊かなお墓がずらーり。ええのぉ。墓好きなおかみちょん、しばし見とれる。

そのまま下ってピープルズ・ストーリーへ。庶民の暮らしぶりを教える歴史博物館。ここも無料。
１８世紀以降の生活を見ることができる。
中でも上流階級のマダムが茶をしばいているのがいい！スコーン、スコーン○○スコーン♪

　

朝、ちらりと外から見たホーリールード宮殿へ。 んが！本日休館日。仕方なく門から、じ〜っ・・・と見学。 そうそう、ここの前にあるお店の上に赤いライオン君が乗っかってんだけど、これがラブリー。 この赤ライオン君、どうやら、エディンバラの紋章らしい。 両手になんか持って、いぇ〜いいぇ〜いって感じ。お股もぴーーーーって感じです（笑）

お城にもいたよね

さて、時間も余ってるし・・・

エディンバラ城の南側を通ってヘイマーケットまで歩くことに。抉る様な景色がまたよさげ。 麓には散策路、そしてまたお墓♪そこを抜けると、カレドニアンホテルの前にある教会に。 でもこのエリアまだプリンシィズ・ストリートなんですよねぇ。

しかもこの教会の目の前に探しまくったAmerican Expressのショップが・・・�煤i￣□￣;）
AMEXにこだわる理由はまたのちほど。

　

●ひとくちメモ さて、普通「英ポンド」のお札といえば、エリザベス２世女王が描かれたものを指すが、実際のポンド紙幣は１種類ではないのだ！ ←スコットランドでは独自のポンド札が流通している！しかも３つの銀行が発行している！ このAMEXでTCを両替したら、ほとんどがスコットランドのお札で来てしまった。 まあ、スコットランドのポンド札はイングランドでも使えるし、イングランドのお札をスコットランドで使うこともできるので問題ないはずだが・・・・・ （ただし、日本で円に両替できるのは、イングランドのポンド札のみなので注意！）

現金Getして、ほくほくになったところで更にヘイマーケット駅を目指す。
歩くうちに、晴れていた空が急激に曇りだす。
相変わらず変わりやすい天気だ。こりゃ、降るぞ！と言っている間にポツポツ・・・・・ザザーーー！うひ〜ん！

ダッシュで教会を見つけて滑り込む。＊教会は雨宿りの場所ではありません（爆）
ちょうど子供たちが聖歌隊の練習をしていた。何人か通りすがりの人たちも教会に入ってきた。
結構考えることは皆さん一緒のひょうで（笑）３０分もすれば雨も止むだろうしね。

既に足もヘロヘロ。結局、ヘイマーケット駅周辺は、観光客にはつまらないところだったので、歩いてホテルに帰る。

帰る途中で、B&Bのおねえさんがチョーお奨めのPUBレストラン「Dirty Dicks」を発見！
でも、お腹が空いていないので、今度にしよう！（って、いつなんだ？！）

しかし、ホテルへ帰っても、今日はまだ終わらない！　夜からは「ゴーストツアー」へ出撃だ！

エディンバラでも、たくさんのウォーキングツアーが開催されている。
その中でも定評のあるツアーMercat Tourのやつに参加しました。

１９：００に集合。所要時間は約１時間３０分（ドリンク付は２ｈ）で、１２ポンド。ちょっと 高い・・・。 集合場所は、セントジャイルズ教会の前にいくつか看板が置いてあるので、お好みのツアー会社へ。 で、行ってみると、すでに20人ぐらい集まってました。 本日の案内役は、怪しげな黒のマントを着込んだお姉さんだ。 彼女が我々を、街のウサン臭いへ案内し、大げさなパフォーマンスとともにお化け話を語ってくれるのだ。 芝居がかっておもしろいぞ。

前半は、人通りの少ない路地裏の何ヶ所かで、いろんな怪談話をしてくれる。 中世の鞭打ち刑や絞首刑、幽霊話、呪いの儀式などなど。 「吊るしクビなら、私はゆっくりといたぶる方が好きだけどね〜♪（にやり）」だそうだ。 お姉さんの話をいいかげんに聞いていると、「鞭打ちの刑を再現よ！」とやられてしまう♪→ オーストリアの二人組みが10回鞭打ちの刑でした（笑）

後半は、いよいよお目当ての地下廃墟へ。 地上は普通の家なんだけど、地下は廃墟という、ケッコウな場所。 そこでまたお化け話。ローソクがなんともいい雰囲気を醸し出してくれる。うふふふ。

実はお姉さんの英語が、早口であまり聞き取れず、よく理解できてなかったんだけど、なかなかおもしろかったよ。

ただ、怪談話はどれもエディンバラにまつわる話なんだけど、まさにその場所に縁のある話じゃないのが残念だ・・・
プラハのゴーストツアーは、今立っているその場所の伝説、事件ばかりで臨場感タップリだったなぁ。

あとは、ルートに墓地が含まれていなかったのも残念。

エディンバラもあっと言う間です。今日は出発の日です。

さて、今日も６時前に起床。この時期にしては、良いお天気が続いています。

　

今朝の散策は、王立天文台のある高台。 B＆Bから２０分ほどで到着。 うう〜・・・それにしても、足の裏と膝が痛くて、階段が辛いよーーー。 早朝だから見物はできないけど、ここからの下界の景色もいいです！ ギリシャ風の柱から太陽の光が差し込む光もうっとり。 ここの天文台がちょっとＰＣゲーム「MYST」な雰囲気が出てていい感じ♪。

帰り、左手にある古いお城のような屋敷に入ってみたかったのだが、プライベートだった。 がっかり。なのでその横にあるお墓を散策。うう〜きれい♪ その近くにあるコンビニに何気なくよる。 お菓子の陳列棚へ向かい、朝食前の腹ごなし用にキャラメルクッキーを買う。 これがジャンクで安くて美味しかった・・・。

７時４５分頃、宿に戻るとおばちゃんと遭遇。
「あら、おはよう。まさかあなたたち、夕べから夜通し歩いてたの？」なんて聞いてくる（笑）
「いえいえ、ただの朝の散歩ですがな（笑）」

朝食部屋を見ると、朝食開始の15分前だが、既に男性客が食べている。
「もう朝食いいの？」「いいわよ」　いえぇい！お腹ペコペコ！

食後に、宿代１２０ポンドを支払いチェックアウト。（ばりばり現金払い）
ここで、なるべくスコットランドの紙幣を使おうと思ったけど、財布からすぐ出せるのが少なく、イングランドの紙幣を混ぜて払ってしまった。