気ままに英国旅行

England ロンドン編（その２）

５月１９日（月）　ロンドン散策
　

平日は７：３０から朝食タイムだ。別にメニューは昨日と変わりはない。

８：２０出発。うお、ちょうど出勤ラッシュタイムだ！

とはいえ、日本の都市のようにはひどくない。
足の踏み場もあるし、何より、人を押して地下鉄に乗り込もうとする客はいない。
乗れなければ、空いているドア口を捜すか、次の地下鉄が来るのを待つか・・・そんな感じだ。
しかし、人のためにスペースを作ってやるという考えはない。
人それぞれ、新聞を読んだり、リュックは背負ったままだったり、足元にカバンを置いたり・・・・とにかく詰めない・・・マイペースなのだ。

さて、本日はロンドン塔を筆頭にテムズの南周辺をさ迷う予定。

ロンドン塔、テート・モダン、ロンドン・アイ
　

地下鉄はゆっくらゆっくらと進み、８：５５、Tower Hillに到着。

ロンドン塔への入口はまだ空いてない。
ぶらぶらしていると、ほどなくして、牛食いの衛兵さんがやってきて、ゲートを開けてくれた。

そそくさと歩いてチケットブースに辿り着く。
９時開館の予定だが、一向に開く気配をみせない。結局１０分とほどたってからチケットを買えた。
ここも人気のスポットだが、そんな行列があるわけでもなく、すんなりと入ることができた。

まずは、Jewel Ｔｏｗｅｒへ。
分厚い鉄の扉の中に戴冠式用の王冠や、宝飾された剣がずら～！世界一の大きさのダイヤも！
ルパン３世なら真っ先に狙うね。　撮影禁止なのが残念。

	ここにも衛兵さんがいる。基本的にジッとしているのだが、あまりに暇でしかたがなくなると、カツカツ踵を鳴らして歩く。時々は体を動かさないとキツいからねー。Ｕターンするときの動作がおもしろい。	夏目漱石も書いたトレーターズ・ゲイト（裏切り者の門）
	ここは有名な斬首刑どころ。当時の斧が残っています。実際に斬首刑が行われていたエリアは入れないようになっていました。首が転がった所を踏むのは祟られそうだからね。 →ロンドン塔の売店で買った、高さ約３ｃｍのフィギュア？これぞ「純正品」！けっこうお気に入り。（カラスもいるし）ショップの袋がシックでラブリー！

あとは、ブラディー・タワー（Bloody Tower 血塗られた塔）や、カラスの飼育舎（このカラスがいなくなると王室が傾くらしい？）を見たり、
城壁歩いたり、結構時間かけて回ったけど、幽霊には会えませんでした。

　お、タワーブリッジだ。

１１：３０移動。

バスでテートモダンギャラリーへ。大きなレンガ造りの倉庫風な建物がいかす！

だけど、アートはモダンなわけで意味不明。
延々とバナナの皮をむいてる映像とか、占い師風のお姉さん（日本人）が水晶撫で回してるとか。
あまりに前衛的で？？？？

絵もよくわからないものがあり、早々に切り上げてしまいました（爆）

上階の安Cafeで昼食をとって移動。サンドイッチと紅茶というシンプルな飯。

正面のミレニアムブリッジが良く見える。
テートの前にかけられたミレニアムブリッジは開通から1年、共振現象のために渡れなかったなんてエピソードもあったらしい。
今は補強されて、渡れるようになってます。
ショップではテートとお洒落に印刷されたカラフルなグッズがラブリー♪

さらにバスでロンドンアイまで。うお～、スケルトンの観覧車かっこいい！
高さ135mと、東京タワーの普通の展望台よりちょっと低いくらい。

が、しかし料金が高いのだ。（ひとり１１ポンド＝約２２００円）
だんなちょんともめて、結局乗らないことに。
旅は一回きりなのにケチたってねぇ。ぶつぶつ・・・。
ここはクレジットカードだって使えるのに・・・ぶつぶつ。

ビッグベン、国会議事堂
　

恨めしい気持ちを引きずって、橋を渡って、かの「ビッグベン」のある国会議事堂へ。

（ここらへんから、もはや、当初の行動スケジュールはすべて無視！行き当たりバッタリだ！）

どうやら、国会を見物できるらしい♪　１4:30から入場可能（無料）などと書いてある。

既にすごい列だけど、すぐ入れるだろうなんて思って、つい並んでしまった。

なんだかんだで、１５：００前から、少しづつ人が入り始めたはいいが、１５分ごとにほんの数人ずつしか入れてくれない。
結局、１時間３０分ぐらい待って、ようやく中へ入ることができた。

国会議事堂は夜も入場可能なので夕方以降に行くことをオススメします（爆）
といっても、結構列はいつまでも減らないんだよねぇ。こんなに人気あるとは（笑）

さて、中に入ると、歴史ある建物がかっこいい！

まず荷物をX線にかけたり、カメラを預けたり、用紙に住所、氏名を書かされたりと、何重もの関門があり、警備がものものしい。
そりゃ、国会ですから、撮影も禁止。
（見学者番号を見ると、うちらは７６、７７番目だったらしい。）

外では、常にＴＶ中継が！

まず、下院に潜入。

「本日の議題」を読むと、なにやら交通システムの改定について議論しているらしい。

３０名ほどの議員が、ダレきったリラックスな姿勢で椅子に座っている。
マジメな国会のはずなのに、冗談交じりのヤジに笑いながら、決め事をしている。
なんか議員やるのも楽しそうねぇ。入退室もけっこう自由だ。
ってか、そんなんでいいのか？！学校で授業受けているより、ひどい有様じゃないか？
これが紳士発祥の国なのか？と疑ってしまうくらい、楽しい光景なのだ！

やがて時間になると、議長が締めに入る。
「おい、貴様ら！そろそろ議論は出つくしたか！？　じゃあ投票しろ～！」と怒鳴ると、議員は一斉に「いえ～い！」(?)と答える。
そして、ぞ～ろぞ～ろと「賛成」、「反対」のいずれかのドアを通って控え室に出て行く。（これをカウントして決議されるらしい。）
おもしろいシステムだね。

その後は、上院の方へ行ってみよう。　同じように、申込書を書き、いくつもの関門をくぐって、上院の議場へ入る。
上院は貴族がやってるので、下院に比べ、なんとなく優雅でお堅い雰囲気だ。

これらの様子が面白くって、外に出たのは１７：００ぐらい。

ハロッズ
　

この時間になると、さすがに周辺の観光スポットは、どこも閉まちゃってる。

そこで、日本のおばちゃんの聖地！天下の「ハロッズ」へ行こう！

District Line＋Picadely LineでKnightsBridgeへ。
ついでに、ハロッズの向かいにあった、AMEXの店で２５０ポンドのTCを換金。