猫猫旅遊（まおまおりゅうよう）

ウェルカムフルーツになってたりんごと梨を剥いて、ビニールに入れて持っていく。
ご飯の足しにするのだ。
何しろ、行き先は山ですから、山。

っていうかですね・・・
もともと、ホテルの予約を「朝食なし」だと思い込んでたんだけど、
実はフルで朝食券くれるというサービスがあったのだ・・・ああ悔恨。

ってことで、本日は世界遺産に登録されている青城山へ行きます。

ここ、何が世界遺産登録されたのかっていうと、ズバリ、中国の土着宗教である道教の発祥の地なんです。
五斗米道発祥の地とされる場所でございます。
五斗米道といえば、蜀・劉備・黄巾の乱とか色々キーワードも浮かんでくるというもんです。

今日は前回の宿題に上がっていた世界遺産：青城山へ。

ホテルからタクシー拾って１０元で新南門バスターミナルへ。
電光掲示板には「青城山後山」しかない。

ってのも青城山は前山と後山に分かれていて、行き先が少し異なるのだ。
窓口で前山にも停車するか？　と念のために聞くと、OK！とのこと。
＠２２元のチケットを購入。８：４０発。

（電光掲示板：バスNo、行き先、時刻、バスレベル、値段、残座席数などの情報）.

８時台は１５～２０分置きにバスも出ているから便利。
中型観光バスってサイズです。

なかなかバスが見つからず、しばらくウロウロしているうちに、時すでに遅し。
いちおう指定席なんだけど、みんな自由に座ちゃってて、２人分の横並びがない。
う～・・・。
困った挙句、前方の人で１人づつ座っている人がいたので、移動してもらって譲ってもらった。

でもってここで、１０分ほど待たされた挙句、今度はダンボール数個を運んできたおばちゃんとなにやら交渉している。
そのダンボールを積むと、お金を受け取り、何時くらいにどこどこに着くから、そのときに電話入れろ！
というようなやりとりをしていた。荷物運び料をとっているらしい。
いいから早く発車してくれ！！

出発時刻より３０分遅れでようやく門を出たら、３人組が再び乗り込んできた（笑）
やっぱり小銭を儲けたいらしい。

ちなみにバスですが、中型中級なんて書いてあるけど、この路線は中型低級って感じだった・・・。

途中、党員の人が乗っているらしきナンバーの高級車が信号無視で突っ走っていった・・・おいおい。

さて、このバス・・・人が大量に降りると、今度はおじさんが乗ってきた。
そして人の多い場所に止まっては、「青城山いくよー！乗らないかー？！」と誘導して、どんどん人を乗せて行く（笑）
一体どういう仕組みなんでしょうかね？
この人なにもん？？？

青城山は標高が成都より若干高いから涼しいと聞いていた。
確かに涼風・・・なんだけど湿度が高くてあかん。

しょうがないからチケット買って、門をくぐり、しばし歩くと、売店がならんでいる。

このイカす陰陽マーク・・・

売店にもこれでもかぁああというくらいグッズがございます。
あ～、湯のみ欲しかったな。

むちょむちょかっこええやん！

上り坂の連続で、すでに足がぁあああ！ってところでようやく船着場へ到着。

そう我々は、ロープウェイで一気に上る「大名ルート」でズルをするので、船に乗る必要があるのじゃ。

っていうかね、これ超オススメですＹＯ！！！
コレ乗っといてよかった・・・と後々なりますから・・・(;´д｀)ノ

月城湖・・・渡し舟は５元・・・
やられたって感じ。すごく小さい湖っていうか・・・これ池でしょ！池！！

しかも回り道はしっかりない・・・歩けるような距離をわざわざ船かいな！
とか思いつつ、船はもう満席。

ホテルから持ってきた梨を食べる。甘くてうまぁ～。

そのうち船が動き出す・・・のも束の間、あっという間に到着。

道教の僧が同乗しておりました。

とっと船を降りて、ロープーウェイ乗り場へ。

手前でチケット３５元を買い、さっさと入口へ行き、座る。
いやぁ、もたもたしてると二人乗りのスキー場よろしくロープーウェイも待たされるハメになりますからね。

いました、いました。
ロープーウェー乗ってる写真を、勝手に撮って売りつけようとするサービス（？）

まず欲しくなりませんが・・・。　かなり暇そう・・・

青城山は幽の字で表されます。

かなりの高さまで乗って、やっと到着、到着～

やっぱり運び屋（みこし）は健在！

っていうかまるで死体が運ばれてるような・・・(^-^;;)
あ～おいらも乗りてぇええ。

慈云閣に到着。

きましよ～。道教っぽくなってきました。かなり雰囲気いいっすね。

上清宮～（笑）

野菜も売ってます。
トマトとかキュウリがうまそうです。かぶりついてる人も多いです。
新鮮そ～。

鍵だらけ～。
この大きなハートマーク「心」ご利益ありそうだね。

まだまだ昇りは続く！きつい！
キツイ角度の階段に足がもたつく。
ズバリ黄龍より辛い（苦笑）

何しろこの湿度がかなりくせもので、見る見る体力が削られて行く。HPドレインの魔法にかかったようだ。
水分持ってきておいてよかった。
もうお茶がぶ飲み～。

１２：１５　ようやくてっぺんにある老君閣に到着。

周辺の山々もガスっててよく見えません（爆）
それでもお寺の中にある、巨大なぶも～ちゃんがむっちょらぶり～。
見に来た甲斐があったというものです。

それにちょこっと登ってきたロープーウェイが見えるんだけど・・・かなり距離あったのね・・・。
こんなん徒歩で来てたら、いつ到着できたのかわかりませんＹＯ！

ぶも～ぶも～ぶも～！

巨大黄金ぶもぶももどっしり。

ここにはちょっとした休憩所があります。

ガスってなんにも見えないけど、わずかにロープーウェーの白い道見えるのみ。

なかなか壮大な景色を見ながら、各々、ご飯食べたりお菓子食べたり。

あ～ちかれたぁ～と、女の子も特等席で休憩。

お昼時は、道教帽子のおっちゃんもランチタイム。

一人旅の西洋人さんが、座禅風に”迷想”してます。

いや、あの、ここ・・・道教ですから・・・道教。
あなたの大好きな "ZEN" とは違いますから・・・

さて、ここでおやつ食べたりして休憩して、それから下って隣山へ移動！
するハズが・・・誤って分岐点を通過してしまった。
かな～り下ってしまってもう凹む凹む・・・。

またこのクソ辛い階段を登るハメになるのかと思うとね、
もうね・・・しょぼ～んです（ ´・ω・)・・・。

篭～！裏山しいぞ～！

ひたすら歩いて分岐点を左へ。
あ～山道が辛い辛い辛い～（爆）
修行ですよ、もはや(;´д｀)ノ
登ったから後は下る一方なんて想ってたら、NO～！！
登ったり下ったり・・・サギだよ！サギ（笑）

ってことで岩壁使った朝陽洞へ到着～。

ここはかなり感動もんです。

高い切通しで声も響くから、子供達の雄たけびも。

中はこのような薄暗さが幻想的。

っていうかここの番人さんここに住んでるのか？！
すごいぞ！足腰強すぎるじょ！

脇道で、行って帰ってという道のりに疲弊しそうだったから。
まぁこのときになると、かないお寺を見るのにも飽きたというか（笑）

このショートカットルートは全然人が歩いてない・・・静かでいいです。

結構細くて高低差があって狭い切通しの階段を下ります。

なにやらこんな裏側に出ました。

僕：「おやぁ、ここどこだろうねぇ？今日も大漁だよ！うひひひひ」（意味不明）

１３：４５　天師洞。

ここで自分にご褒美♪っていうか糖分とかとらないとヤバイっしょ！
ってことで、緑豆のアイス　３元。

山の上にしては良心的な価格だ。
あ～もううめぇよ！うめぇええええ～（ヤギかいな）

祭壇付近に北斗七星を模った燭台。

撮ってたら怒られた・・・すんません。

すごい人たち。

１：家具？冷蔵庫？

２：ビデオデッキ？？？　麓で買ってきたのか？！

１４：３５　薬王殿。

フラッグかっこええ～

ここで逆ルートから登ってきた人たちを見かける。
マヂ尊敬。これからまだまだ距離あるってのに・・・後で死にそうやん？っていうかかなり皆さん辛そう・・・。

カラフルです。

水に浮かぶ蝋燭の灯。

チャイナパッチワークな座布団。

かわいらしい花も咲いとります。

ランプみたいで面白い。

橋なんだけど、なんか廊下っぽい建築物。

こちらは所々に存在する道教寺。

ちまい小型バスは、じゃんじゃか来るのだが、これは罠。
高速使わず、ひたする下道を行くやつなので注意だ。
これに乗ると成都まで３時間とかかかりかねない。

で、もう少し下にある正規のバス乗り場へ行くと、大型観光バスが停まっていた。
が、乗客なんていやしない。運転手もいない・・・

いつ発車するかもわからないから見捨てて、１０１路の路線バスで都江堰のバスターミナルへ行くことにした。

２元。１５：１５出発。
３５分かかって到着、恐ろしくスローな路線バスだった（笑）

ここからは成都まで直行する高速バス（１５．５元）ががんがん走ってるから一安心。

１６：１０のバスで１６：５５、郊外の茶店子バスターミナルに降ろされる。
成都市内中央の新南門バスターミナル行きは、本数が少ないので、この路線に乗るしかない、って感じ。
以前も乗ったやつだ。

途中下車し、ガイドブックに記載されていた餃子屋へ行くと・・・とっくに更地になっていた・・・。
(＝△＝*)ノ　のぉおおおおおおお～！！
昨日まで人気だった店ですら、いきなりなくなるってのは、中国ではよくあることだ・・・。

仕方なくてろてろとひたすら歩いてヨーカドー付近まで出るも、この周辺・・・レストランはありそうでない・・・。
あってもろくなもんじゃない・・・。
ヨーカドー５Ｆのお好み食堂へ行くも、激マズだった・・・（涙）

Ｂ１でギンギンに冷えたパイナップルビール（笑）を買って、速攻外で飲んだ。
ビールっていってもむちょむちょアルコール率の低いもはやジュースというようなビールで自分らにとっては美味しい１本だ（笑）

１９：５５ここから５５路のバスに乗り、陳マーボー豆腐屋付近で下車してホテルへカエル。

	しばらく行くとこんなゲート・・・山っぽい感じ？更に奥へ行くと、１０：３０ようやくホンマもんの入口に到着。
	ここではうちらと数人しか降りない。みんな前山で降りるらしい。何しに？？